ようやく雪山らしい山に行ってきました
なんたって、年明け早々にぴろりん隊とご一緒した入笠山は、
マナスル山荘にビーフシチュー食べに行ったようなものだったし。。。
その前の山登りといったら、年末にゆうゆう隊と行った、杓子山以来ですからね~~
約二ヶ月ほど山から遠ざかっていました。
久しぶりの登山&雪山、ちゃんと登れるんだろうか。。。
一抹の不安を抱えての出発となりました。
2017年2月18日 蓼科山
前日の仕事を終わらせ、中央道原Pでゆうゆう隊と待ち合わせ。
今夜の車中泊場所であります。
朝は6時から食堂が営業しているので、あたたかい朝食をいただくことができます。
メニューも色々あるし、なんてったって空いている。常宿登録しておこうっと
準備を済ませたら、蓼科山の登山口まで車で登っていきますよ~~
途中コンビニに寄ったりしながら、一時間ちょっとで到着しましたよん
車は8割くらい埋まっているカンジ。まだ新しそうなトイレが並んでいますが、冬季使えるのはひとつだけです。
道路の反対側にも駐車スペースがあり、そこから山中へスノーシューを抱えて入っていく人達。
”八子ヶ峰”という標がたっている。
「どこかで見た名前だな~~」と考えていると。。。
「tamaさんのブログに出てた~」 と、ゆみっこちゃんが思い出した。
なんだか良さげじゃない?八子ヶ峰も行って見たい~~
今年初アイゼンの感触は悪くない(今はね。。。)
登山道へ入ってしばらく、なだらかな道が続く。
「たのしいな~~山って最高~~」
この木の上にあるものは。。。なんだろう?
1m2くらいの床面積。鳥の巣にしてはとっても大きい。
ゆうゆうさん曰く、これは熊棚なんだそう。
春になって冬眠から目覚めると、ここでご飯などを食べるらしい。
どうなっているのか覗いてみたい~
昨年ゆうゆう隊と行った北横岳からも円錐状の蓼科山がよく見えた。
その山容から急登なのは覚悟していたけど、もう少し楽かと思っていたよ
どの山も、辛いからこその達成感か~。
前方に八子ヶ峰が見えるようになってきました。
かわいい三角屋根のヒュッテアルビレオだ~
急な登り。慣れないアイゼン。雪質の変化。
昨年はどう歩いていたんだろう。
思い出そうと考えながら登っていく。
足がサクサク前に出るときもあれば、滑って登れなくなるの繰り返し。
ときどき岩肌が出ているところもあり、下りのヒップそりは危険そう
空はどんより曇空
今日はお天気になる予報だったのに。。。
なかなか太陽は顔を出してくれない。薄日が射すだけ。
途中、下ってくる方に山頂の様子を伺うと、
山頂は相当風が強いという。
気がつくと、ユミの呼吸が苦しさマックスの「ピュー、ピュー」にいつしかなっていた。
「久しぶりに登場したな~。」っと、客観的に考えたりしている。
息は辛いのだろう。でもこの呼吸でテンポをとって登っているカンジ。別に調子が悪いわけでもないのだ。
そろそろ顔も怒られる頃かな~?
あれ?おかしいな。今日は怒られないぞ
急登にあえぎながらも標高を上げ
縞枯れも霧氷で美しい。
樹林帯は風もなく穏やか。抜ける前にしばらく休憩して防寒を整える。
いよいよ森林限界を超える
直下の岩稜地帯。
岩にえびのシッポがびっしり
寒いーーーーー
登ってきている最中には気づかなかったけど、体の芯が冷えていることをここにきて強く感じた。
そういえば登ってきた記憶が少しなくなっているような。。。?
ゆみっこちゃん、元気いっぱい。
ユミは今までに、ゆみっこちゃんが辛そうにしている顔を見たことがない。
同じ性別で同じ名前なんだけど、なんだってこんなに違うんだろうね~
あ・・・、年齢が違うんだった(ぼそっ)
仕事が忙しいゆうゆう隊長。
今日、明日は休暇満喫してリフレッシュしようね~
蓼科山頂上到着しました~~
えびのシッポがついた三角点にタッチ
山頂からは360度の大展望。
今日の浅間山は噴煙がモクモクあがってました。
言葉にならない絶景を目に焼き付けたら、
雪に埋もれた”蓼科山頂ヒュッテ”の影で風をかわして休憩。
風をかわすといっても、じっとしていると寒さがすぐに全身を襲ってきます。
暖かい山小屋の中で休憩したいよ~
みんなでなんちゃって山頂標で記念撮影してたら空が青くなってきた?
ほら、やっぱり空青くなってない?
えびのシッポに覆われた道標が芸術的。
寒さで先を急いでいた矢先。
ユミの足に異変が!
痛ったーーーーーいっ
腿の裏がつり出した。それも強烈な痛み。
ツトムが腿をモミモミ・・・ モミモミ・・・
治りそうもないでもこのままでは下山できないし。。。
歩くしかない!歩く!
歩き出したらなんとか治ってきた。
そのまま樹林帯に滑り込んで、ふと振り返ると。。。
この青、なにーーーーーーーーー
あまりのすっごい青に驚愕
これが八ヶ岳ブルーってやつだぁ
霧氷と、八ヶ岳ブルーのコラボ
下り途中で休憩していた埼玉から来たという、ヒップそりマスター(勝手に名前つけちゃった)も、この青空には感激しまくり。
お互いに喜びを分かち合った。
そして、おじさんはMYヒップそりについて熱く語ってくれた。
なんでも、「ここ」と思ったところですぐに使えるように、ヒップそりをらせん状のリーシュコードでザックにつないでいる。
リーシュが流れ防止にもなっていて一石二鳥。
ヒップそりにレジャーシートのようなものが畳まれて取り付けられていて、
これでザックが地面に着いて汚れないように保護するシステムらしい。
なるほど~~~
でも結局のところは、歩いて下山するのが一番疲れないよ。
と言っていた
岩の出ているところもあるので、ヒップそりはウチラには危険と判断し、しりセードで滑ってみる。
あんまり滑らないな~~
そんなウチラを横目にヒップそりマスターはすっごいスピードで滑り降りていった
霧氷と青空を堪能しながらの下山
でも、ユミの足は右も左も、腿もふくらはぎも下山中ず~~っと、つりまくり
終いにはひざまで痛くなって、かにかに歩きで降りてきました
またまたみんなの足を引っ張る結果に。。。トホホ
すっごい蒼が印象的な蓼科山でした
今日の夜は諏訪にてお泊り
この後、ツトム待望の宴が待っています
心ウキウキ足取り軽く蓼科山を後にするのでしたーーー(ツトムだけね。ユミの足取りは重く、飲んでいる最中も足つった~)